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  • 執筆者の写真Saudade Books

今月の風の声

更新日:2019年8月2日



2019年7月5日(金)





 風に撫でられた草はらが歌い

 あなたの名が花から呼び出される

 ウクレレ ウクレレ

  ——シュテファン・バチウ


2019年7月号をお届けします。


流浪の詩人シュテファン・バチウ(Ștefan Baciu, 1918–1993)を紹介する企画がスタートします。今号では、その足跡を追って、ルーマニアからスイス、ハワイへと旅を続ける研究者・阪本佳郎さんのエッセイ、詩の連載の第1回を掲載します。





詩のリレー連載「食べることは歌うこと」。畑を耕す人、パンを焼く人、ハーブを育てる人、カフェを営む人。ローカルで生活を営み、広い意味で「食」にかかわる仕事をする人に、「食べること」をテーマにして詩のことばを寄せていただきます。


第9回にご登場いただくのは、佐々琢哉さんです。連載「巡礼となりて」の著者でもある佐々さんは「TABI食堂」として料理の仕事もされています。滋味ある恵みのように、からだと心の奥にまでしみわたる詩篇をいただきました。


編集者、ライターの太田明日香さんの「Hello folks」は、2年間のカナダ滞在経験をめぐる詩とエッセイの連載。第8回のテーマは「食事と家族 」。カナダの移民社会の家庭料理の事情から、日本の子ども食堂へ。


佐々琢哉さんの「巡礼となりて」。高知県の四万十山暮らし、素朴で質素な営みを願う日々を詩とエッセイでつづります。第5回のテーマは「水無月 旅先にて」。トゥバ共和国から原稿が届きました。旅の途上にあるからこそ想起する、はじまりの旅の記憶について。


サウダージ・ブックス代表でライターの浅野佳代の連載「Walkabout」も更新しています。


表紙のイラストは、画家のnakabanさんの作品。「コップ」の絵のシリーズを、月替わりで寄せていただきます。夏の光のなかでゆらめく、水の入ったグラス。刹那の追憶の情景。(アサノタカオ)



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【近刊案内】大阿久佳乃のエッセイ集『じたばたするもの』を刊行します

サウダージ・ブックスより、文筆家の大阿久佳乃によるアメリカ文学・海外文学をテーマにしたエッセイ集『じたばたするもの』を刊行します。本書は2023年1月下旬より、サウダージ・ブックスのオンライン・ショップおよび直接取引店で販売する予定です(取次経由の書店・ネット書店への流通は予定していません)。 判型・ページ数・定価などの詳細は決まり次第、お知らせします。

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