About
知恵をひろい、歌をおくる。波のページに耳をすませる。
本の向こう側にひろがる、あこがれの風景へ。
サウダージ・ブックスは「旅」と「詩」と「野の教え」をテーマにする出版社です。2007年に神奈川県の海辺の町・葉山で活動をはじめました。いつも変わらず大切にしているのは、「小さな声を守ること」です。
わたしたちが作った小さな本を、小さな場所で、人の手から手へと受け渡していきたい。そして、ひとりひとりの行方を照らす小さな灯となるようなメッセージを届けたい。そんな想いを抱きながら、文学やアートの本を刊行しています。
代表 浅野佳代
サウダージ・ブックスの歩み
2007年11月 神奈川県の葉山で、アサノタカオが出版レーベルの活動を開始。レヴィ=ストロース&今福龍太 写真展 「ブラジルから遠く離れて1935/2000」(ギャラリーマキ)のパンフレットを編集制作。
2009年 5月 最初の本、今福龍太編『ブラジルから遠く離れて 1935—2000』を発行。発売元=有限会社 港の人よりほか2冊を出版。
2009年12月 叢書 群島詩人の十字路を創刊。
2012年 4月 香川県の豊島に移転。アサノタカオ、浅野佳代の2名で有限責任事業組合を設立。
2013年10月 西川勝『「一人」のうらに』、黒島伝治『瀬戸内海のスケッチ』を同時発行。発売元=株式会社 瀬戸内人よりほか6冊を出版。
2016年 4月 大原治雄写真集『ブラジルの光、家族の風景』を発行したのち、活動休止。
2018年 4月 神奈川県の鎌倉に移転。
2018年 8月 代表をアサノタカオから浅野佳代に変更し、本の発行から販売まで自主的におこなうスモールスプレス(小出版社)として活動再開。
2019年11月 宮脇慎太郎写真集『霧の子供たち』を発行。
2020年3月 宮脇慎太郎が写真集『霧の子供たち』出版を含む活動で2019年度香川県文化芸術新人賞受賞。
2021年12月 渋谷敦志が写真集『今日という日を摘み取れ』出版を含む活動で公益財団法人日本写真家協会・第4回笹本恒子写真賞受賞。
2022年4月 編集制作部門として「アサノタカオ編集室」を設立。
2023年1月 トランジスター・プレス(佐藤由美子創業)の出版事業を継承し、本の発行と販売を開始。