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  • 執筆者の写真Saudade Books

今月の風の声

更新日:2019年6月15日



2019年6月9日(日)




 アメガフッテル アメガフッテル

 トオオク トオオク ニモ フッテル

  ——中屋幸吉


しっとりとした雨の気配を感じながら、2019年6月号をお届けします。


詩のリレー連載「食べることは歌うこと」。畑を耕す人、パンを焼く人、ハーブを育てる人、カフェを営む人。ローカルで生活を営み、広い意味で「食」にかかわる仕事をする人に、「食べること」をテーマにして詩のことばを寄せていただきます。


第8回にご登場いただくのは、布作家の早川ユミさんです。2019年3月号につづいて2回目の登場。タイの「カラワン楽団」のメンバーで、昨年亡くなったモンコン・ウトックに捧げた詩を寄せていただきました。


ライターの神田桂一さんの連載「離陸と着陸のあいだで 旅本読書記録」。今回紹介するのは、井上章一『つくられた桂離宮神話』。建築史と旅に共通する知の技法とは——。


編集者、ライターの太田明日香さんの「Hello folks」は、2年間のカナダ滞在経験をめぐる詩とエッセイの連載。第7回のテーマは「食べ物でつながる 」。人権としての「food security(フードセキュリティ)」についての話はさらに続きます。


佐々琢哉さんの「巡礼となりて」。高知県の四万十山暮らし、素朴で質素な営みを願う日々を詩とエッセイでつづります。第4回のテーマは「 皐月 野良デザイン」。石、枝、草、水。身の回りの自然と交わる佐々さんの心象風景です。


サウダージ・ブックス代表でライターの浅野佳代の連載「Walkabout」、編集人の連載「ぼくらの詩」も更新しています。


表紙のイラストは、画家のnakabanさんの作品。「コップ」の絵のシリーズを、月替わりで寄せていただきます。バスクの都市、サンセバスチャンのバル(酒場)のグラス。旅の高揚を、ひとり静かに味わう時間。(アサノタカオ)

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【近刊案内】大阿久佳乃のエッセイ集『じたばたするもの』を刊行します

サウダージ・ブックスより、文筆家の大阿久佳乃によるアメリカ文学・海外文学をテーマにしたエッセイ集『じたばたするもの』を刊行します。本書は2023年1月下旬より、サウダージ・ブックスのオンライン・ショップおよび直接取引店で販売する予定です(取次経由の書店・ネット書店への流通は...

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