2019年5月1日(水)
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雨の音を聴きながら、淡々と今日という一日を迎え、今日という一日と別れようとしています。2019年5月号をお届けします。
詩のリレー連載「食べることは歌うこと」。畑を耕す人、パンを焼く人、ハーブを育てる人、カフェを営む人。ローカルで生活を営み、広い意味で「食」にかかわる仕事をする人に、「食べること」をテーマにして詩のことばを寄せていただきます。
第7回にご登場いただくのは、料理家のどいちなつさんです。昨年の11月号につづいて2回目の登場。春の野を感じる詩のことばです。
編集者、ライターの太田明日香さんの「Hello folks」は、2年間のカナダ滞在経験をめぐる詩とエッセイの連載。第6回のテーマは「誰かと食べる」。「food security(フードセキュリティ)」の考えにつながる話です。
佐々琢哉さんの「巡礼となりて」。高知県の四万十山暮らし、素朴で質素な営みを願う日々を詩とエッセイでつづります。第3回のテーマは「 卯月 接点の響き」。文章を読んでいるだけで、身の回りの自然に対する感度がぐっとあがるような……。
特別寄稿として、「中学生読書日記 韓国文学編」を掲載します。編集人が聞き手になり、中学生の娘(ま)にチョン・セランの小説『フィフティ・ピープル』の感想をインタビューしました。
サウダージ・ブックス代表でライターの浅野佳代の連載「Walkabout」、編集人の連載「ぼくらの詩」も更新しています。
表紙のイラストは、画家のnakabanさんの作品。「コップ」の絵のシリーズを、月替わりで寄せていただきます。nakabanさんが東北のとあるレストランでみたという、白湯の入ったコップ。深い静けさと、ぬくもり。(アサノタカオ)
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