2019年3月1日(金)
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湘南の海に大きな風が吹いて、春のあたたかさを運んできてくれました。2019年3月号をお届けします。
詩のリレー連載「食べることは歌うこと」。畑を耕す人、パンを焼く人、ハーブを育てる人、カフェを営む人。ローカルで生活を営み、広い意味で「食」にかかわる仕事をする人に、「食べること」をテーマにして詩のことばを寄せていただきます。
第5回にご登場いただくのは、布作家で種まきびとの早川ユミさん。東京のギャラリー馬喰町ART+EATで、早川ユミ展 with ミロコマチコ「ポケットのなかの野生さがし」を3月16日まで開催しています。
お休みしていたライターの神田桂一さんの連載「離陸と着陸のあいだで 旅本読書記録」が復活です。今回紹介するのは、小林紀晴『アジアン・ジャパニーズ』。旅本の定番ですね。
編集者、ライターの太田明日香さんの「Hello folks」は、2年間のカナダ滞在経験をめぐる詩とエッセイの連載。第4回のテーマは「なんでも食べる」、キュウリを買う話です。
写真家の宮脇慎太郎さん「The Road to Yakushima」は、屋久島に暮らした詩人・山尾三省をめぐる旅行記の短期集中連載。第4回は屋久杉と島の自然との出会い。
うれしいことに、あたらしい連載がはじまります!
『ささたくや サラダの本』の著者、佐々琢哉さんの「巡礼となりて」。高知県の四万十山暮らし、素朴で質素な営みを願う日々を詩とエッセイでつづります。記念すべき第1回のテーマは「如月 冬の効用」。
特別寄稿として、「中学生読書日記 韓国文学編」を掲載します。編集人が聞き手になり、女子中学生の娘(ま)にチェ・ウニョンの小説『ショウコの微笑』の感想をインタビューしました。
サウダージ・ブックス代表でライターの浅野佳代の連載「Walkabout」、編集人の連載「ぼくらの詩」も更新中。
表紙のイラストは、画家のnakabanさんの作品。「コップ」の絵のシリーズを、月替わりで寄せていただきます。今月の作品は、翳ある景色。なにかが迫り来る予感。(アサノタカオ)
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